熊本大学学長より熊薬同窓会の皆様方へ、標題の件について以下の通り依頼が届きましたのでここにお知らせ致します
平成22年9月29日
熊本大学薬学部同窓会会長
田 代 昭 殿
国立大学法人熊本大学長
谷 口 功
教育研究予算の確保についてのご支援のお願い
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、平成23年度の国の予算編成では、概算要求において「元気な日本復活特別枠」として要望した事業について、政策コンテストが実施されることとなりました。同コンテストでは、各要望事業を首相官邸のホームページ上に公開した上で、国民からの意見を募集(パブリック・コメント)し、その結果を基礎資料とし、新たに設置される「評価会議(仮称)」において評価、政策の優先順位づけ行うこととされています。
国立大学関係予算についても、その要望事業の中にいくつか盛り込まれていますが、その中でも特に国立大学法人の運営の基盤的財源である運営費交付金については、仮に要望事業が認められなければ、対前年度比較で4.8%の削減となり、教育研究の基盤的予算が確保できるか危惧しているところです。
本学は、これまで社会の皆様からのご期待に応えるべく、地域の拠点大学として、教育、研究、医療、社会貢献等を構成員一丸となって推進して参りました。
運営費交付金等大学関係予算が縮減されることになれば、高等教育の更なる弱体化は避けられず、ひいては我が国の国際競争力や地域の活力の低下を招くことは必至です。
教育研究予算を確保するためには、パブリックコメントにおいて、多くの国民の皆様に本件に関心を持っていただき、ご意見をいただくことが不可欠と考えております。
つきましては、貴殿におかれましても、国立大学法人の現状についてご理解いただき、パブリックコメントに対しては、運営費交付金等の高等教育を支える経費の必要性等を意見として訴えていただきますよう、ご支援をお願い申し上げます。
また、本件につきまして、貴管下職員をはじめ広く関係者の方々に周知いただきますよう、併せてお願い申し上げます。
敬具
※ 首相官邸のホームページ http://seisakucontest.kantei.go.jp
※ パブリックコメント募集期間
平成22年9月28日(火)正午~10月19日(火)午後5時